三条テクノスクールは、新潟県が設置する職業能力開発校です。
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三条テクノスクールブログ

2023年1月

燕三条の鍛冶技術を体験!

2023.01.13
三条鍛冶道場さまにて、ペーパーナイフ製作を行いました。


熱した鋼をハンマーで叩き、自由に形を変える
「自由鍛造」と呼ばれる技術に取り組みました。

燕三条では刃物製造だけでなく、機械部品や工具を
より高品質とするため、鋼を鍛える「鍛造技術」が
盛んです。今回の訓練を通じて、燕三条を支える
技術の一端を経験することができました。

この経験は今後の就職活動にも大いに役立つことでしょう!



今回のペーパーナイフは「積層材」と呼ばれる硬さの異なる金属を
重ね合わせた材料を使って作製しました。
鍛造作業の前に、材料の表面に傷や凹みを付けることで、完成時に
不思議な模様を浮き出させることができます。


いよいよ「鍛造」です。

炉の中に材料を入れ、熱していきます。
充分に熱くなったら、ハンマーで叩き、思い描いた形に変えていきます。


これが難しい!現役の刃物職人の方に教えていただきながら作業を進めます。

うまく出来たかな!?


鍛造作業後は機械で削り、細かな形状を整えます。


しなやかなナイフとするため、全体に焼入れを施します。
焼入れ(鋼を熱した後、急速に冷やす作業)をすることで、
ナイフ全体に強度を持たせることができます。





後は仕上げです。
ナイフの表面を研磨機械を使い、平らでピカピカになるまで磨きます。


最後に「サンドブラスト」を表面に施します。
サンドブラストは細かい粒を叩き付ける加工です。
これにより、積層材の軟らかい金属の層は細かく
削られ、艶消し状態となりますが、硬い金属は
ピカピカのままとなるため、模様が浮き出てきます。




完成!!
クラス全員、さまざまなペーパーナイフが完成しました!


三条鍛冶道場のみなさま、ありがとうございました。
カテゴリ:メカトロニクス科

フライス凹凸加工

2023.01.12


年が明けて今年度も残すところ2か月となりました。

生産システム科1年生は進級に向けて訓練に励んでいます。
今日はフライス盤加工の凹凸加工を紹介します。


下の写真のように別々に凹と凸の部品をフライス盤(年季入ってます!!)という工作機械でで加工します。
今回の加工で許される誤差は0.02ミリです。






二つの部品が出来上がったら組み合わせます。

隙間は無いように見えますが、台所用ラップ1枚分くらいはあります

一回目の加工ですが、良いものができました。




カテゴリ:生産システム科

三条鍛冶道場体験授業(高度化対応特別技術指導)

2023.01.04
三条鍛治道場で鍛造を学ぶ訓練ということで、1年生はダマスカス鋼のペーパーナイフ
2年生はアウトドアナイフ(切り出し・小刀)づくりを体験してきました。

金属のメッカ燕三条ですから、工業デザインを学ぶ上で鉄と鋼は外せない材料です。
今年もとても良い経験をさせていただきました。

講師の鍛治職人の皆様、ご苦労をおかけしました。ありがとうございました。

















カテゴリ:工業デザイン科
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