新潟テクノスクールは、新潟県が設置する職業能力開発校です。
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新潟テクノスクールブログ

カテゴリ:自動車整備科2年

特別教育【電気自動車等の整備業務】

2021.03.08
修了間際となりましたが、先日 特別教育となる【電気自動車等の整備業務】の実技講習を実施しました!

当校には、電気自動車の「日産 リーフ」とHVの「トヨタ プリウス」の実習車があります。
今回は、事前に学科講習を終えているのでこの2台を使って、漏電の危険性と対処方法を実践しました。

プリウスは約200V、リーフは約380Vの電源電圧をもつ走行バッテリが搭載されています。
事故や浸水などで走行不能となった場合や、高電圧がかかる部分の整備時もこの走行用バッテリのブレーカを遮断しないと、感電事故につながる可能性があります。

一般の方からは見えないところにブレーカがあり、整備士は周辺部品を取り外してこの部分が見えるようにします。

そして…



作業自体は、非常にシンプルで簡単なのですが重要な作業となります。

2019年 HVは、845万3000台にも上っています。
今まで、感電事故が発生していないのも、メーカーによる2重3重の安全システムもありますが、整備士のキチンとした知識によるものです。
今後、もっともっと増加する「電気自動車」に整備士も日進月歩で対応しなければいけませんね!
カテゴリ:自動車整備科2年

トヨタ自動車 最新技術講習

2021.02.13
新潟トヨタ自動車(株)様のご協力により、1月28~29日の2日間に渡り【トヨタ自動車 最新技術講習】を実施しました。

実習車両には、なんと!水素ガスを燃料として走行する電気自動車(燃料電池自動車)の【MIRAI】が登場しました。
ででででかい!レクサスLSくらいの大きさがあります。そして、当たり前ですがマフラーがない!
 みなさんも理科の実験で「水の電気分解」をやったことがあるかと思います。水を電気分解すると、「酸素」と「水素」に分けることができます。
 燃料電池は、この理屈を逆転したもので燃料の「水素ガス」を空気中の「酸素」と反応させ「水」を生成する際に発生する「電気」を動力源としてモーターを駆動します。ですので、排出されるのは「排気ガス」じゃなく「水」です。左後タイヤ付近からチョビチョビと水が出ていました(驚)


↓ MIRAI の前面画像。バンパーの開口の大きさが独特ですね



↓ MIRAI の後面画像。左後タイヤの裏側あたりに【水】の排出口があります。



↓ 燃料電池車の概要と特徴を学びました。





 このMIRAI使用して、トヨタ専用診断機を接続し故障診断技法を学びました。データ表示から良否判定や不具合発生時の対応など、現場での実例を挙げながら講習していただきました。

 また、今年11月から装着が義務化される【衝突被害軽減ブレーキ】の調整作業「エーミング」をやりました。専用ターゲットを車両前方の決められた位置に設置して、診断機の操作により調整をおこないます。


 時代の流れは少しずつ【電気自動車】の方向ですが、そこへ行きつくまで様々な問題点が山積しているのも事実です。バッテリ重量の重さ、満タンになるまでの充電時間の長さ、コストの高さ…etc…
 エンジン車 → 電気自動車 へ移行する間に、この【燃料電池車】が割って入ってくるかもしれません。ちなみに「水素ステーション」は現在、新潟県に1か所しかありません (>_<)

カテゴリ:自動車整備科2年

電子制御エンジン トラブルシュート

2021.01.27
 あと2か月ほどで修了を迎える2年生は、残る実習もわずかとなりました。

 昨年「電子制御エンジン 基礎実習」を学んだことをベースに、現在は「電子制御エンジン 応用実習(トラブルシュート編)」をやっています。
 あらかじめ不具合を設定した教材用エンジンを使い…

 不具合現象確認 → 基本点検 → 原因の絞り込み → テスタ等による点検

と、段階を踏んで原因を探求していきます。

 電子制御エンジンといっても、ガソリンエンジンの3大要素「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」のうち、ひとつでも不具合があるとエンジン不調だったり始動不能だったりと、要素は昔から変わっていないのですが、「機械的コントロール」だったものが「電子的コントロール」に変化したことで、トラブルシュート技法も変わってきています。
 特に「原因の絞り込み」が非常に重要で、機械的要素の点検はもちろんのこと、様々なセンサやアクチュエータを使いコンピュータ(ECU)がコントロールしているため、電気回路図を基にサーキットテスタ、オシロスコープ、コンピュータ診断機などを駆使し、エンジンの幅広い機構の中から不具合原因を絞り込んでいきます。


↓ コンピュータ診断機(外部診断機)の【データモニタ】画面。エンジンの状態がリアルタイムに表示されます。


↓ オシロスコープによる測定。画像は、クランクポジションセンサの信号とカムポジションセンサの信号


 ちなみに、今回の実習では6つの不具合を設定しました。
① エンジン始動不能 ×4
② エンジン不調 ×1
③ アイドル回転が高いまま ×1

 各班で、知恵を出し合い基礎で学んだことを思い出しながら、順を追って点検していきます。当然、行き詰まってしまうこともありますが、そこは班員みんなで協力し乗り越えていきます。トラブルシュートは難しいのですが、なんとなく「宝探し」のような要素もあって、不具合原因を探し当てた時の喜びはそれに似ています。
 自動車整備士としての【仕事のやりがい】って、そんなところにあるのかも知れませんね\(^o^)/



カテゴリ:自動車整備科2年

【自動車】という工業製品を考えてみる ⑩

2021.01.03
④便利装備や安全装備が多くなり、また高性能化により車両価格が上昇した。

 一例を挙げます。バブル期に一世を風靡した「シルビア」当時の車両価格は、最高グレードのK‘sでも224万円でした。現在、シルビアと同等程度の車と言えば「86」でしょうか。同じく最高グレードで比較すると、約340万円です。当然、装備も異なりますが、似たような車が30年で約120万円も上昇(約1.5倍)しました。若者の年収は、この30年で1.5倍になったでしょうか?


いま巷では、「自動運転」という言葉が出始めてきました。
近い将来、実現するのは間違いないでしょうが、果たしてその自動車が人をワクワク・ドキドキさせてくれるのでしょうか?
車両価格は一体いくら?かっこいいのかな?運転免許いるのかな?
自動車の楽しみ方って、人それぞれですが、やっぱり外観でドキドキ!運転してワクワク!する車って素敵ですよね!
日進月歩で進化を続ける工業製品【自動車】 時代の変化とともに、その存在価値や意義も変化を続けるのでしょう。しかし、いつの時代も私たちを魅了するような工業製品であってほしいと願います。

全10回に渡り、筆者の独断と偏見で連載しました。
読んでくださった方、ありがとうございました。

↓ 東京モーターショー2019に展示していた McLaren570S 
  こんなスーパースポーツカーも自動運転になっちゃうんですかね…


カテゴリ:自動車整備科2年

【自動車】という工業製品を考えてみる ⑨

2021.01.02
③自動車メーカーのグローバル展開により、国内専用車が圧倒的に少なくなった。(日本はグローバル市場として数%にすぎない)

 現在、国内に展開している自動車は、海外でも販売しているものが多くなっています。グラフをご覧ください。2019年度のトヨタ自動車国別販売台数です。すでに【世界のトヨタ】と言われて久しいですが、国内販売は全売上げの24%です。日産自動車に至っては、国内13%しかありません。
 この結果から、「日本国内専用車」を開発しても売上げ(利益)的に、割に合わないわけです。
 すでに国内のメーカーは日本市場だけでなく世界市場を見据えて事業展開しています。そうなると世界で通用する車を作り、その車を日本市場で売る。ということになります。
 ただ、その国々でニーズは異なりますから、まず【ベース車両】を製作し、それをその国のニーズに合わせた製品に仕上げる、という手法をとっているようです。



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